現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
熱帯・亜熱帯境界における大気動態について、地球観測衛星データを中心とした解析ならびに簡便な理論モデルを用いた考察を行い、計画立案時に設定した問題意識に対する一定の解答を与えることができた。本研究の成果は、米国気象学会の論文誌に原著論文として出版された(Masunaga, H. and B. E. Mapes, 2020 "A mechanism for the maintenance of sharp tropical margins" J. Atmos. Sci., 77, 1181-1197)。引き続き理解を深めるデータ解析研究を推進中であるが、2019年度末に発生したコロナ禍が引き起こした前例のない移動制限により、国内外の研究分担者および研究協力者と密接な連携を維持することが困難な状況が続いている。
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