• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H01995
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分17040:固体地球科学関連
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

八木 貴志  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)

研究分担者 太田 健二  東京工業大学, 理学院, 准教授 (20727218)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード高圧 / 高温 / マントル / コア / 熱物性 / 熱伝導 / 比熱
研究成果の概要

本研究は、高温・高圧条件の体積熱容量の計測技術を開発し、地球核やマントルの熱物性について温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることが目的である。マントル下部の主要鉱物と考えられるFe含有ペロブスカイトおよびポストペロブスカイト相とMgO ペリクレース、比熱容量計測において金属反射層として重要なPt、さらに地球核の熱進化の解明に重要なhcp鉄について、超高圧(最高170 GPa)・超高温(最高2900 K)における熱物性値の詳細な温度・圧力依存性を得ることに成功した。これらの成果をもとに地球核からマントルに至る熱伝導の描像に大きな手掛かりが得られつつある。

自由記述の分野

熱物性計測技術

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、地球の中心がどのようになっているのか、そして過去および将来の地球がどのように変化をしていくのかを、マントルや核の類似の条件で熱物性値を計測して解明するものです。マントル物質や地球核と考えられる鉄の熱伝導率の計測に成功し、これらのデータは原始地球からの現在までの進化の過程やマントル対流の解明などに貢献します。
また本研究で開発した技術は、約200万気圧かつ数千ケルビンという超高温高圧で物質がどのようにふるまうかを知ることができるものであり、新物質や新物性の探索・解明に役立つことが期待できます。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi