プラズマアクチュエータが生成する電気流体力場と加熱場の特性を明らかにし,モデル化することを目的とした研究を行った.プラズマのシミュレーションモデルを高度化し,空気の流動とカップリングすることで,実験結果を10%程度の精度で再現することに成功した.また,BOS法により表面近傍の密度場を精度よく計測するセッティング条件を見出し,PIVによる流れ場の計測,IRカメラによる表面温度計測結果と併せて考察することで,電気流体力場と加熱場が流れに与える影響を示した.最後に,速度場と密度場の計測結果を数値シミュレーションにデータ同化することで電気流体力場をガウス分布として推定する手法を開発した.
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