研究課題/領域番号 |
19H02111
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平井 宏明 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (60388147)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 運動制御 / 運動学習 / 運動訓練 / 人間機械システム / リハビリテーション / スポーツ |
研究成果の概要 |
現在,我が国のロボット療法は導入期~成長期にあり,臨床エビデンスの蓄積によって真に効果的な運動療法の確立が求められている.本研究では,脳卒中リハビリテーションを「身体協調に基づく中枢神経系の機能回復」と捉え,対象者の身体協調の再獲得を促しながら,歩行再建の手助けをする新しいロボット訓練システムの開発を行った.同システムを用いて,筋シナジーと動的プリミティブの運動理論に基づく介入効果が検証された.
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自由記述の分野 |
ロボット工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の下肢ロボット療法が科学的根拠に乏しい要因は,ロボット制御技術の未熟さに因るものではなく,対象患者の運動制御や運動学習の理解を伴わない誤った介入にある.研究成果は,病的歩行の運動制御において本質的な役割を担う筋シナジーと動的プリミティブの概念を核に,その運動理論に基づく訓練法を具現化した.下肢ロボット療法が抱える現状の打開に貢献するものと考える.
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