• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実績報告書

廃棄物を有効利用したセメントクリンカー骨材の品質評価

研究課題

研究課題/領域番号 19H02209
研究機関東北大学

研究代表者

久田 真  東北大学, 工学研究科, 教授 (80238295)

研究分担者 皆川 浩  東北大学, 工学研究科, 准教授 (10431537)
宮本 慎太郎  東北大学, 工学研究科, 准教授 (60709723)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードクリンカー細骨材 / アルカリシリカ反応 / 遅延エトリンガイト生成
研究実績の概要

今年度は,クリンカー細骨材を使用したモルタルのアルカリシリカ反応と遅延エトリンガイト生成による膨張に関する長期的な挙動を観察した.
その結果,フライアッシュを置換しないモルタルについては材齢200日程度まで膨張は継続し,その後は膨張が終息するような挙動を見せた.その一方で,アルカリが溶出してアルカリシリカ反応を助長する可能性のあるクリンカー細骨材を使用したモルタルについても,フライアッシュを高置換することで材齢400日を越えても膨張を抑制できることを見いだした.
また遅延エトリンガイト生成による膨張については既往の研究ではアルカリシリカ反応と同様にフライアッシュの置換が有効とされているが,フライアッシュを置換せずともクリンカー細骨材を使用することで材齢400日を越えても膨張を抑制できることを見出した.
これらの点を踏まえると,クリンカー細骨材と反応性骨材を併用する場合にはフライアッシュを多量に使用することで十分にアルカリシリカ反応を抑制でき,蒸気養生を施すようなプレキャスト製品の製造の際にはクリンカー細骨材の使用は遅延エトリンガイト生成を抑制する観点から非常に重要であるなど実用上において非常に重要な知見を得ることができたと言える.

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] コンクリート組成物2020

    • 発明者名
      林建佑,細川佳史,久田真,皆川浩,宮本慎太郎
    • 権利者名
      林建佑,細川佳史,久田真,皆川浩,宮本慎太郎
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      7392946

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi