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2021 年度 研究成果報告書

ハロファイトによる塩吸収と耐塩メタン発酵システムを用いた中央アジア塩害土壌の修復

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02278
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分22060:土木環境システム関連
研究機関北九州市立大学

研究代表者

安井 英斉  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (70515329)

研究分担者 遠藤 良輔  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 講師 (10409146)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード土壌修復 / 塩害 / 好塩性植物
研究成果の概要

ウズベキスタンの西端に位置するカラカルパクスタン自治共和国ヌクス市に設置した試験圃場で4種の好塩性植物 (Atriplex nitens, Karekinia caspia, Kochia
scoparia, Salsola dendroides)を培養し、その生育ならびに体内に蓄積する塩の度合いを分析した。塩の蓄積は植物の生長がピークである9月頃に最大となり、いずれの植物も40-100 gNaCl/株で塩を蓄積していた。圃場の土壌はおよそ13 gNaCl/kg-乾重で塩を含有していたことから、これら好塩性植物を生育させることで、1株あたり3-6 kg-乾重土壌の塩を浄化できると予想された。

自由記述の分野

土木環境システム

研究成果の学術的意義や社会的意義

塩害土壌を生物学的に修復する手段のひとつとして、野生の好塩性植物を積極的に栽培することで土壌塩類の除去を検討した。塩害が顕著なウズベキスタンの農地で4種類の好塩性植物を試験的に栽培したところ、9月の最大生育期までに一株あたり40-100 gもの塩を除去できることがわかった。このような実証実験は当地では初めてであったため、施肥や散水による植物生長と塩除去の促進を充分に明らかにすることはできなかったものの、おおむね1株あたり3-6 kg-乾重土壌の塩を浄化できると予想された。

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公開日: 2023-01-30  

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