研究成果の概要 |
ウズベキスタンの西端に位置するカラカルパクスタン自治共和国ヌクス市に設置した試験圃場で4種の好塩性植物 (Atriplex nitens, Karekinia caspia, Kochia scoparia, Salsola dendroides)を培養し、その生育ならびに体内に蓄積する塩の度合いを分析した。塩の蓄積は植物の生長がピークである9月頃に最大となり、いずれの植物も40-100 gNaCl/株で塩を蓄積していた。圃場の土壌はおよそ13 gNaCl/kg-乾重で塩を含有していたことから、これら好塩性植物を生育させることで、1株あたり3-6 kg-乾重土壌の塩を浄化できると予想された。
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