住宅・建築空間でIoTシステムを適切に作動させるためには、その場所やそこにいる人の状況(コンテクスト)をあらわすデータをIoTシステムに入力する必要がある。本研究により、IoTシステムの用途によって、必要とするコンテクストにかかわる情報の内容・粒度が異なることが明らかになったことから、それぞれの用途において必要なコンテクスト情報が整理された。また、BIMデータをどのようなClassificationすれば、こうしたコンテクスト情報が用意できるか知見を得た。加えて、建築空で作動する移動体の制御のためには、BIMデータを変換したメタ空間情報モデルが有効であることが解り、その基本概念を作成した。
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