研究課題/領域番号 |
19H02314
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
阪田 弘一 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 教授 (30252597)
|
研究分担者 |
高木 真人 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (10314303)
藤原 拓 京都大学, 工学研究科, 教授 (10314981)
西村 文武 京都大学, 工学研究科, 准教授 (60283636)
村本 真 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (70510296)
小川 里美 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80442010)
張 浩 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (90452325)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 島しょ / 避難 / 自助・共助 / 災害リテラシー / 個別避難支援計画 / 支援ツール / コミュニティ知 |
研究成果の概要 |
1)災害リテラシーを向上させる防災ツールとして、①生命確保に有用な情報を掲載した観光マップ、②プロジェクションマッピングを活用した3Dハザードジオラマ、③主観視点で閲覧できる3DCG型ハザードマップ、④木造建物群の地震応答の可視化システム、⑤スマートフォンでエリア内を探索するAR避難シミュレーター、⑥地域特性が表現できる水害ジオラマシミュレーター、を開発、現地に実装した。実装実験により、④を援用した⑤の有効性の高さを確認した。 2)個別避難支援計画の適正化のため、要支援者ごとに適切と判断される支援担当候補者リストと決定材料となる各候補者の各種情報を提供するツールを開発、その有効性を確認した。
|
自由記述の分野 |
防災計画
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界遺産資産を有しながら、災害時には長らく孤立し、頼れる人材も不在であることが想定される島しょを対象に、その地に居合わせる多様な人々の災害時の生命確保に資する支援ツールを開発するという点で、学術的意義が明確な取り組みである。加えて、①災害発生時に公助を期待できない厳しい状況下で、自助・共助による適切な避難環境を構築すること、②多様な側面からの支援ツールの構想・開発・実装を、開発の簡便性とオープンソース化を視野に入れてデジタル技術も豊富に援用すること、を目標とした点で、当地のみならず様々な災害時リスクを抱えながら、その対策が見過ごされてきたエリアに対する汎用性も見込まれ、社会的意義も高い。
|