研究課題
これまでの2年間の成果を基に2基の干渉効果の最適化指針の検討を進める中で、より再現性の高い明確な干渉物理の導出を行うことが、大電力作動クラスタシステムの最適設計・作動指針に重要であると考え、Racetrack形状ヘッドの導入による干渉効果増大の検証を行った。同様な作動条件下(背圧等)での干渉効果増加評価を行う目的で、まず、直線部同士を向かい合わせる配置、と半円部同士を向かい合わせる配置で比較を行い、直線部同士の配置により明らかな、干渉効果の増大がプルーム測定から得られた。また直線部を向かい合わせることで、推進性能の向上効果が確認でき、最適化によるクラスタシステムの性能向上効果の可能性が示された。また、放電電圧を変化させた場合、流量を変化させた場合について測定を行い、その結果、大電力化時に高比推力化ではなく、大推力化の場合に干渉効果が増大する知見が得られた。更に、ヘッド間距離の依存性についても評価を行い、カソード距離の影響等について知見を得た。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件) 備考 (1件)
Mechanical Engineering Journal
巻: 9 ページ: -
10.1299/mej.21-00347
https://www1.gifu-u.ac.jp/~asatolab/