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2023 年度 研究成果報告書

衛星測位の空間的受信特性を利用した船舶での信号認証技術の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02355
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分24020:船舶海洋工学関連
研究機関東京海洋大学

研究代表者

久保 信明  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (80343169)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードGNSS / 欺瞞信号 / 干渉 / マルチパス / 右旋円偏波 / 左旋円偏波 / GNSSコンパス
研究成果の概要

衛星測位の空間的受信特性、具体的には右旋円偏波と左旋円偏波の特徴を生かした、スプーフィング信号の判別方法について、実際の船舶移動中を含めた実験で提案手法の有効性を確認することができた。屋外での実験は微弱電波の範囲内に限られるため、限定的な確認となったが、95%以上の確率で偽信号を検知できた。また、GNSSコンパスを利用した方法も有効であることを確認した。今後は、高度なシミュレータの利用とともに、微弱電波に限定しない方法での屋外での実験実施が期待される。

自由記述の分野

衛星測位

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究成果の学術的意義は、衛星測位の偽信号の検知に、一般的な人工衛星の送信信号である右旋円偏波と左旋円偏波の特性を利用することができた点である。衛星測位は全て右旋円偏波を利用しているため、実環境では必ず右旋円偏波と反射による発生する左旋円偏波の受信がそれぞれの衛星電波の到達タイミングで発生する。一方、偽信号は1つのアンテナから送信されることがほとんどであり、右旋、左旋ともに画一的な受信信号となり判別が容易であった。また、この偽信号の対策は、衛星測位分野では今後の高信頼・高安全のアプリケーションにとって必須であり、社会的意義もある課題であったと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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