研究課題
先行プロジェクトで提案したチームコンテキストを記述するフレームワークの拡張、改良を行い、コンテキストモデルを完成させた。また、コンテキストを統一的に詳細に形式化する体系である「情況式」を提案・開発した。さらに、実験や観察で得た行動観察データの分析を支援するWebツール(DCAT:Descriptive Context Analysis support Tool)を開発した。ケーススタディとしてRAG(Remote Air-Ground Communication:遠隔空港対空通信)業務の記述に情況式を適用し、その適用可能性を実証した。DCATによる分析によって、標準手順のパターンの可視化や適応的行動が視覚的に発見できた。さらに、情況式の理論的妥当性を検証するために、異なる二つの既存のリスク分析手法(≒コンテキスト表現法)であるRoot Cause Analysis(RCA)とSystem Safety Analysis Method(STAMP)を情況式を用いて記述したうえで、相互に変換できることを示し、情況式の上位互換性を実証した。チーム実験を行い、適応的対応を捉えるための発話分析方法の開発を行った。発話内容の情報量や相互情報量、その他の定量指標ををスライディングウィンドウ法で連続的にプロットすることによって、ピーク検出による環境・タスク要求の変動を定量的に特定する手法の探索を行った。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2023 2022 2021
すべて 雑誌論文 (6件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (5件)
電子情報通信学会 総合大会講演論文集
巻: NA ページ: B-2-15
Virtual and Remote Control Tower; Research, Desgin, Validation and Implimentation
巻: Na ページ: 167~196
ヒューマンインタフェース学会研究報告集
巻: 24(2) ページ: 29-34
Human Error, Reliability & Performance
巻: 33 ページ: 107-114
10.54941/ahfe1001574
ヒューマンインタフェースシンポジウム2022論文集
巻: NA ページ: 637-643
The Japanese Journal of Ergonomics
巻: 57 ページ: 1F2~5-1F2-5
10.5100/jje.57.1F2-5