酸化物系ガラスおよび結晶化ガラスによる全固体ナトリウム電池を反応場とすることを基礎にして、新たなガラス及び結晶化ガラスの創製と、固体電解質との界面形成、および正極活物質の本質的な物性の解明を目的とし、遷移金属イオンを含有するアルカリリン酸塩ガラスの結晶化機構と、レーザープロセスによる界面形成を評価した。 Na2MP2O7 (M=Fe、Ni)ガラスの結晶化で、液系電解液は分解してしまうが、高い電位窓を持つ酸化物系固体電解質を用いることで、最大で4.8Vに酸化ピークを持つことを明らかにした。また活物質の前駆体ガラスにレーザー照射を照射することで、瞬時にガラスを溶融し、固体電解質との接合に成功した。
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