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本研究ではエラストマー弾性体に『界面不安定性』ストレイン工学に基づく表面座屈を誘起し、周期的微細凹凸構造『しわ・リンクル』を構築する。ダイナミックな環境応答を示す植物に習い、リンクルフィルムの表面形状に同調した弾性毛管力フォールディング(流体の自動内包)を誘起し『高速立体転写』から、機能を付与した多彩な3D造形、ソフトロボットを開発することを目的としている。
最終年度となる今年度は、3Dプリンタを活用した造形法によりAuxetic構造体と空気導入可能なベローズ型チューブとを一体化した新たなシリンダー構造体を設計した。空圧制御に基づくアクチュエーション機能と歩行性能について検証した。またベローズ型チューブを複数同時拡張させ、その変形に追従して作動する、2次元Kirigamiシート構造の特異な動作を検証した。その他にも3次元的に立体化する構造変換性のAuxeticカイラル構造体の構築や、自発的なメニスカスクライミングを行う遠隔操作ソフトマシンを開発した。
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