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2021 年度 研究成果報告書

コロイド科学的技法を駆使したバイオフィルムの形成抑制技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02502
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分27010:移動現象および単位操作関連
研究機関大阪府立大学

研究代表者

野村 俊之  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00285305)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードバイオフィルム / 原子間力顕微鏡 / ノンケミカル洗浄 / マイクロバブル / 付着力
研究成果の概要

本研究では、低環境負荷型材料であるマイクロバブル(MB)を用いたバイオフィルムの形成抑制について検討を行った。その結果、種々の操作条件のうち、菌体とMBの接触時間を最適化すると洗浄効率が劇的に向上することを明らかにした。また、MB分散液を酸性にするとより効果的であることも明らかにした。加えて、基板表面をナノ粒子でコーティングすると基板への菌体付着が抑制できることも分かった。

自由記述の分野

細胞間に働く付着力の計測と評価

研究成果の学術的意義や社会的意義

原子間力顕微鏡を用いた菌体に働く付着力の直接測定により、MB-菌体間付着力がMB-基板間付着力より大きくなると、MB洗浄により基板に付着した菌体を除去できること、基板表面をナノ粒子でコーティングすると菌体-基板間の付着力が低下して菌体付着を抑制できることを学術的に明らかにした。これらの結果は、MB分散液を装置に流すことによって装置を解体することなくバイオフィルム形成を抑制できる可能性を示唆している。

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公開日: 2023-01-30  

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