• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

マイクロ流路内における電極反応の解析と高効率透水型多孔質電極の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H02506
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
研究機関京都大学

研究代表者

中川 浩行  京都大学, 工学研究科, 准教授 (40263115)

研究分担者 牧 泰輔  京都大学, 工学研究科, 准教授 (10293987)
向井 紳  北海道大学, 工学研究院, 教授 (70243045)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードElectrochemical reactor / Fenton reaction / Permeable electrode
研究成果の概要

ファイバーテンプレート法により、マイクロチャンネルを有する炭素電極を作製した。炭素化時の電極の収縮を抑制する方法として、収縮率の低い炭素を原料ゾルに混合する方法を開発した。作製した炭素電極のマイクロチャンネルは30~50μmであり、水を流した時の圧力損失が理論値に近く、マイクロチャンネルが電極内を貫通していることがわかった。開発した流通型の電気化学反応器でFe3+の還元反応を実施したところ、電極表面近傍へのイオンの拡散抵抗は小さいが、電極外部からのイオンの拡散が律速であることが示唆された。この事実は、マイクロチャンネル内の電極反応のモデル計算からも確認できた。

自由記述の分野

反応工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

効率的な電気化学反応器の開発としてマイクロ流路を有する透水型の炭素電極を作製し、液を流通させながらモデル反応で電気化学還元を進行させることに成功した。この形式の反応器はこれまでにない新しいものである。マイクロ流路内の反応について、種々の検討から物質移動を考慮した反応モデルを構築し、実験結果を表せることを示した。マイクロ流路内の電気化学反応というこれまでにない反応場のモデル化に成功しており、効率的な反応器開発に貢献できるものである。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi