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2022 年度 研究成果報告書

リズミカルな鞭毛運動を誘起する分子マシナリの力学制御

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02566
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分28040:ナノバイオサイエンス関連
研究機関近畿大学

研究代表者

西山 雅祥  近畿大学, 理工学部, 准教授 (10346075)

研究分担者 八木 俊樹  県立広島大学, 生命環境学部, 教授 (40292833)
今井 洋  大阪大学, 大学院理学研究科, 助教 (60391869)
松浦 宏治  岡山理科大学, 工学部, 准教授 (70443223)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード鞭毛 / 高圧力顕微鏡 / 運動マシナリ / 分子操作 / ナノバイオ
研究成果の概要

真核生物の鞭毛は滑らかな波打ち運動を生みだす運動器官であり, その運動は個体の生命活動に大きく貢献している。本研究では, 動物とほぼ同じ構造の鞭毛を使って泳ぐ単細胞生物「緑藻クラミドモナス」を調べた。鞭毛に欠陥があるため泳げない細胞に,深海6000メートル相当の静水圧をかけたところ,鞭毛を滑らかに動かして泳ぎ出す様子を観察できた。これは, 特殊な薬剤や遺伝子操作を使わない新しい細胞操作技術を創出できたことになる。

自由記述の分野

ナノバイオサイエンス

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトの体の中ではたらく繊毛や鞭毛が動かなくなると,「繊毛病」と呼ばれる病気の症状が現れる。例えば, 精子の鞭毛が動かなくなると不妊症になる。今回,調べた「緑藻クラミドモナス」は,ヒトの繊毛や鞭毛とほぼ同じ仕組みで動いている。今回, 明らかにした静水圧による鞭毛運動の活性化法を応用すれば,なんらかの理由で動かないヒトの鞭毛や繊毛の不調を回復させ,不妊治療などにつなげられる可能性が出てくる。

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公開日: 2024-01-30  

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