研究成果の概要 |
本研究ではレドックス活性なMOFsとして、2,5-dihydroxy-1,4-benzoquinone (dhbq)配位子およびその類縁体からなるMOFおよび、希土類フタロシアニン誘導体からなるMOFの開発を行った。dhbq配位子からなるMOFに関しては、Fe(dhbq)(H2O)2, Fe2(dhbq)3およびM(dhbq)(bpy)という3種の新規MOFの合成に成功した。希土類フタロシアニン錯体においては単結晶構造を保ったまま電気化学的に金属-半導体相互変換に成功した。とくに、セリウムイオンからなるMOFにおいてCe3+とCe4+の相安定性に起因する現象を見出した。
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