現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本年度の研究成果において、水分検出に伴う蛍光増大型のPET-FRET型蛍光性色素が、微量水分を検出・定量・可視化できる蛍光分析法の確立に資する有望な水センサーであることを実証し(RSC Adv., 2019, 9, 15335-15340)、研究目的の1)を達成した。さらに、PET-FRET型蛍光性水センサーの水分検出限界の改善をさらに図るために、EDとEA間のスペーサーを修飾したPET-FRET型蛍光性水センサーDJ-2の開発と水分に対する光学センシング特性の評価を完了し、その研究成果を論文投稿している。一方、2020年度に予定していた研究目的2)の2波長励起・2波長発光および多色発光・多段階発光特性のICT型蛍光性水センサーを開発に関して、既にICT型蛍光性水センサーET-1の開発と水分に対する光学センシング特性の評価を完了し、その研究成果を国際学術雑誌において公表済(RSC Adv., 2019, 9, 31466-31473)みである。
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