光イオニクス現象の基礎学理を半導体界面科学(光励起,電荷移動,イオン拡散)から構築できたものと考え,固体イオニクスの新領域開拓としての学問的意義が高い.光/化学エネルギーの直接変換による蓄電が可能となれば,「畜電池は電力によって充電される」という常識を覆す新しい電池の誕生が期待できる.社会的な意義としては,エネルギーハーベスティング技術へ展開があり,半導体集積回路と同一基板上に自立電源としての光蓄電デバイスを組み込むことで,IoTデバイスを超小型化させることで,Society 5.0(超スマート社会)の実現に貢献できる.
|