1.5eV-p-CuOと2.1eV-p-Cu2Oから構成される光カソード(積層体・ナノ混合体)を、光・電気化学反応によって形成し、優れた光電変換機能を実現すると共に、積層体化効果を明確にした。電気化学製膜と大気酸化により形成したCuO/Cu2O積層体において両層が光電変換機能を有することを示したが、半導体品質の重要性が明らかとなった。また、Cu-酒石酸錯体水溶液系から電位スイッチングによりCuO, Cu2O単層ならびにそれらの積層体を形成し、Cu2O/CuO積層体において外部量子効率約90%の優れた光電変換機能を実現するとともに、内蔵電解ならびにキャリア輸送特性の重要性を明らかにした。
|