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2021 年度 研究成果報告書

ケミカルバイオロジーとゲノム編集で拓く統合的ストレス応答機構の解明と創薬応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02853
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
研究機関徳島大学

研究代表者

親泊 政一  徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (90502534)

研究分担者 親泊 美帆  徳島大学, 先端酵素学研究所, 特任助教 (00596158)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード小胞体ストレス応答 / ケミカルバイオロジー / CRISPR / ゲノムワイドスクリーニング
研究成果の概要

統合的ストレス応答は、アミノ酸飢餓、小胞体ストレス、ウィルス感染、ヘム欠乏など様々なストレス条件で惹起され、その破綻は糖尿病、ウィルス感染、神経変性疾患、癌など様々な疾患の発症に関与することが明らかになりつつある。本研究では、化合物ライブラリーからのスクリーニングを通じて、小胞体ストレスを緩和し、プリオン病(eLife 2019)や糖尿病(Cell Chem Biol. 2022)での細胞変化を改善するような化合物を見出した。また統合的ストレス応答の活性化が食欲を調節する新たな制御機構を見出し、ゲノム編集を用いた実験により実証できた(iScience 2021)。

自由記述の分野

病態医化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生物はすべからく外界の変化に適応して生き延びるために、ストレス応答を進化させてきた。ストレス応答は生存に必須であり、その破綻や暴走は疾患発症や死に直結する。疾患を克服し、健康寿命を延伸させるには、ストレス抵抗性を獲得する必要があり、そのためにはストレス応答の解明が必須である。本研究では、化合物ライブラリーから探索したヒット化合物を手がかりに、疾患発症に関連する新規のストレス応答機構を発見することができ、また疾患モデル細胞におけるヒット化合物による病態改善効果も実証することができ、学術的にも社会的にも意義のある研究成果が得られた。

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公開日: 2023-01-30  

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