研究課題
基盤研究(B)
触媒機能をもつ核酸、特にRNA(リボザイム)は、生命の起源や遺伝子治療など、基礎的にも応用的にも興味深い分子である。リボザイムの塩基配列とその機能とどのような関係を持っているかを、測定し、予測することが本研究の主な目的である。本研究では、リガーゼというRNAを結合するリボザイムについて、大量の配列とその活性を測定し、そのデータを機械学習などによって解析した。その結果、リボザイム配列とその触媒活性について、多くの興味深い知見が得られた。
核酸化学
触媒機能をもつRNA、リボザイムは、生命の起源に深く関わると考えられている。また、遺伝子治療などへの応用も有望な機能性核酸である。本研究は大量のリボザイム塩基配列とその機能を実験的に測定し、得られた大量のデータを機械学習などで解析することにより、これまでにない基礎的な知見が得られた。本研究により開発されたリボザイム測定技術やデータ解析法は、他の核酸酵素にも応用可能であり、様々な発展が期待できる。