Thermococcus kodakarensis KC04ΔtM1株より作製した細胞質型ヒドロゲナーゼ遺伝子破壊株では、H2生産量が親株よりも有意に増加し、さらには消費キチン量に対するH2生産量の割合も上昇したことから、水素をより高効率に生産可能な株を取得できた。Pyrococcus chitonophagusの遺伝子組換え系を構築して3種のキチナーゼ遺伝子破壊株の作製した結果、ChiAが本菌のキチン分解に最も重要であることが分かった。またP. chitonophagusにおいて、GlcNAcリン酸化酵素とGlcNAc-6リン酸脱アセチル化酵素からなる新規なキチン資化経路の存在を示した。
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