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2021 年度 研究成果報告書

トキシンーアンチトキシンシステムを攪乱する化合物の探索と機能評価

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02879
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分38020:応用微生物学関連
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

野田 尚宏  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (70415727)

研究分担者 横田 亜紀子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (20415764)
常田 聡  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30281645)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードトキシンタンパク質 / 抗菌活性
研究成果の概要

MazFは原核生物の細胞内で特異的な配列の一本鎖RNAを切断することが知られているトキシンタンパク質である。通常は対となるアンチトキシンであるMazEタンパク質によって抗毒化されているが、MazEとの結合がなくなることでMazFは機能を発揮し、細胞を休眠状態に陥らせたりする。本研究ではMazEFの結合を撹乱する化合物のスクリーニングを行った。その結果、MazFのRNA切断機能を細胞内で人為的に制御することができるいくつかの化合物を見出した。標的細菌に細胞外からMazFを導入し殺菌する、外来のMazFを利用した新しい殺菌手段の開発も行った。

自由記述の分野

応用微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗生物質の探索には、寒天培地上の生育阻止円等を利用して抗生物質生産菌を探索する方法が用いられてきた。このような方法で獲得できる抗生物質生産菌は現在までにほぼ取り尽くされた感があり、新たな抗生物質を獲得するためには、新しい標的分子や生物機能に着目する必要がある。そこで本研究では多くの原核生物が持つと言われているトキシンタンパク質であるMazFとそのアンチトキシンタンパク質であるMazEの機能に着目して、新しい抗生物質を探索するスキームを構築した点において社会的意義や学術的意義があると考えている。

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公開日: 2023-01-30  

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