本研究では、葉緑体のピースミールオートファジーの基本機構について明らかにすることを目的として解析を進め、特に以下の成果を得た。(1)Rubisco-containing body (RCB) の単離方法の確立と新規レセプターの同定を進め、オートファジー隔離膜による葉緑体包膜の選択的な認識機構について知見を深めた。(2)RCBおよびのプラスチドボディーの形成と液胞への輸送における膜動態について、ATG8の動態を中心に明らかにした。(3)RCB経路におけるATG8アイソフォームの役割について、遺伝子やタンパク質レベルでの発現解析やノックアウト変異体の解析により明らかにした。
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