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2022 年度 研究成果報告書

長期データを用いたツキノワグマの繁殖パラメータの算出とそれに影響する要因の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02990
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分40010:森林科学関連
研究機関東京農工大学

研究代表者

小池 伸介  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40514865)

研究分担者 大西 尚樹  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (00353615)
後藤 優介  ミュージアムパーク茨城県自然博物館, 資料課(兼務), 学芸員 (20574312)
山崎 晃司  東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (40568424)
姉崎 智子  群馬県立自然史博物館, その他部局等, 研究員(移行) (50379012)
深澤 圭太  国立研究開発法人国立環境研究所, 生物多様性領域, 主任研究員 (90617101)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードツキノワグマ / 繁殖パラメータ
研究成果の概要

日本における野生のツキノワグマの基礎的な繁殖パラメータは存在しないが、科学的根拠に基づく管理への第一歩として、本州中部に生息するメスのツキノワグマの繁殖パラメータを定量化することを目的とした。その結果、初繁殖成功年齢は5.46±0.22(平均±SE)歳、繁殖間隔は2.38±0.48年、1回当たりの出産数は1.58±0.09頭と推定された。また、年間自然死亡率および年間人為的死亡率を明らかにするとともに、子グマについては、子殺しが多く発生すると考えられる初夏までの死亡率を推定した。

自由記述の分野

生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は行政と長期研究プロジェクトで得られた2つの情報を組み合わせることで、直接観察することが難しいツキノワグマの基本的な繁殖パラメータを明らかにした。今後、さらに研究を進めることで、繁殖パラメータに影響を与える要因を明らかにし、それがこれまでの個体群動態にどのような影響を与えてきたのかを明らかにすることができれば、生息状況に不明な多いツキノワグマの保全・管理の改善に役立つと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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