| 研究課題/領域番号 |
19H03004
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| 研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
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研究代表者 |
相川 拓也 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90343805)
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| 研究分担者 |
安佛 尚志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30392583)
高務 淳 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (80399378)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | ボルバキア / ビロウドカミキリ / マツノマダラカミキリ / マイクロインジェクション |
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| 研究実績の概要 |
本年度もこれまでと同様に、青森県に設置した調査地において、クロマツの丸太からビロウドカミキリの終齢幼虫を数多く採集した。昨年度はこれらのビロウドカミキリ幼虫を成虫に発育させ、雌成虫の卵巣からボルバキアを抽出してマツノマダラカミキリの卵にインジェクションしたが、卵の孵化率が低かったことから、今年度はビロウドカミキリ終齢幼虫の脂肪体からボルバキア溶液を作製し、それをマツノマダラカミキリの卵にインジェクションする方法に切り替えた。この変更により、昨年度21％だったマツノマダラカミキリの卵の孵化率は、今年度53％まで上昇した。これらの幼虫は現在人工飼料上で飼育中であり、今後、休眠を覚醒させた上で成虫に発育させ、ボルバキア感染の有無を診断PCRで検査するとともに、次世代の個体にもボルバキアが移行するかどうかの確認を行う予定である。一方、マツノマダラカミキリの培養細胞に感染させたボルバキアを、マイクロインジェクションに利用するために、培養細胞からのボルバキア抽出・精製方法について検討を行った。その結果、ボルバキア感染細胞培養液１mlあたり、5×10^8個（細胞当たり100個程度）のボルバキアを得ることに成功した。また、ボルバキア感染細胞をジルコニアビーズ（径1mm）とともにボルテックスミキサーで攪拌し、細胞を破砕後、遠心処理およびフィルター処理をすることにより、インジェクションに用いるボルバキア溶液を効率よく調整できることが明らかとなった。今後、このマツノマダラカミキリの細胞に馴化したボルバキアをインジェクションに用いることができれば、これまでよりもマツノマダラカミキリへのボルバキアの定着率が向上し、引いてはボルバキアに感染したマツノマダラカミキリ系統の確立につながるかも知れない。
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| 現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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