研究課題
研究期間内に3つの課題に取り組む。【課題1】観光コンテンツ別に、各都道府県の農山漁村インバウンド需要の実態を把握【課題2】観光コンテンツ別に、各都道府県の農山漁村インバウンド需要の潜在力を予測【課題3】インバウンドの増加に対する農山漁村の社会的受容性を分析課題1では昨年度とりまとめたデータの拡充を進め、観光コンテンツ別に、各都道府県の農山漁村インバウンド需要の実態を把握し、その結果を取りまとめた。課題2では、昨年度に引き続き、コンテンツ別・都道府県別に、モンジュ・カントロヴィッチの双対性モデルを応用して得られる農山漁村インバウンドの効用値からそれぞれの需要関数を推定し、これを用いて農山漁村インバウンド需要の潜在力を予測・地図化し成果を取りまとめた。ここでの潜在力とは訪問地までの移動費用と移動時間の長さ、そして知名度の低さ等といった条件不利が緩和された場合に農山漁村を訪れる外国人観光客がどれだけ増加し得るかの見込である。課題3では、今現在外国人観光客が訪れていない観光地を「事前」、既に相当数の外国人観光客が訪れている観光地を「事後」の調査対象として選定する、それぞれの住民への調査を通じてインバウンド増加への住民の態度(喜ばしい・喜ばしくない)を把握し、既存研究で取り上げられている地域への愛着や、生態系サービスから享受する福利との関係を含めた心理構造を分析し、得られた知見をふまえてインバウンド増加の許容範囲を考察した。最後に個別課題で得られた諸成果の全体取りまとめを行い、関連学会や研究会で成果を公表する。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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