ニューロテンシン受容体(NTSR1)-Gi1複合体、NTSR1-アレスチン複合体についてそのcryo-EM構造を決定し、NTSR1によるGi1タンパク質やアレスチンの認識機構や活性化機構の一端を明らかにすることに成功した。それらの結果をまとめ、学術誌Natureに2報の論文を発表するに至っている。さらに、NTSR1-GoA, Gq複合体のcryo-EM構造を決定し、Gタンパク質認識や会合における素過程のさらなる詳細解明に成功している(現在論文執筆中)。現在は、得られた構造情報を利用しin silico screeningを行うことでバイアストアロステリックモジュレーターの探索を行なっている。
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