研究成果の概要 |
申請者は、リボソームがマウス線維芽細胞の形質転換に関わることを報告したが、ヒト癌細胞がリボソームを取り込むと、細胞塊を形成し、細胞増殖が停止して、形質転換を誘導し、脂肪細胞や骨芽細胞へと分化出来た。 次に、リボソームを取り込んだマウス線維芽細胞を解析したところ、エピジェネティクな修飾(H3k9acのアセチル化)が誘導され、細胞融合や核融合が観察された。ATAC-seq解析では、22,921カ所のアクセシブルなクロマチン領域獲得と、30,146カ所のアクセシビリティ喪失を見出した。シングルセルRNA-seq法では、時系列的変化を調べたところ、4つのクラスターに分類出来た。
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