研究課題/領域番号 |
19H03285
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
丸山 宗利 九州大学, 総合研究博物館, 准教授 (80512186)
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研究分担者 |
金尾 太輔 山形大学, 理学部, 助教 (40758421)
岡本 朋子 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (50588150)
森 直樹 京都大学, 農学研究科, 教授 (30293913)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ハネカクシ / 好蟻性 / 分類学 / 系統学 / 形態学 |
研究実績の概要 |
2023年度は主に、海外調査(カメルーン・タイ)と国内数か所の調査、論文執筆、分子実験を行った。カメルーンは2023年11月に訪問し、サスライアリ共生ハネカクシに関して、数種の追加を得た。タイは2024年3月に訪問し、アリ全般と共生する昆虫の採集を行った。論文に関しては、ヒゲブトハネカクシ亜科とアリガタハネカクシ亜科のハネカクシ(Liparocephalini属、Pseudoligota属、Pseudatheta属、Phymatura属、Lathrobium属)、ヒゲブトオサムシ類(Paussus属、Lebiopderus属)に関して、新種記載や分類学的な内容を中心に、11編の論文を出版した。なかでもLiparocephalini族、Pseudatheta属、Phymatura属に関しては日本産全体をまとめた大型かつ有用な論文となった。サスライアリと共生する珍奇なハネカクシであるPhyllodinarda属に関して、その系統的位置や形態的特殊性に関する学会発表を行った。さらに、主題であるサスライアリと共生するハネカクシ類を中心に、他のアリ共生ハネカクシ、カレキハネカクシ族、ナガハネカクシ属などに関して、シーケンスと分子系統解析を進めた。他のハネカクシとしてはタイで原始的な軍隊アリから発見されたハネカクシがあり、進化的に意外な系統的位置が判明した。サスライアリと共生するハネカクシに関しては、きわめて興味深い分子系統解析の結果が得られており、論文として出版する準備を進める前段階にまで達している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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