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2020 年度 実績報告書

日本人における性ホルモン・骨代謝回転・骨量間関連の生理的・遺伝的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H03317
研究機関長崎大学

研究代表者

青柳 潔  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80295071)

研究分担者 中村 晴信  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10322140)
有馬 和彦  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (30423635)
前田 隆浩  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
西村 貴孝  九州大学, 芸術工学研究院, 講師 (80713148)
安部 恵代  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (90372771)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード生理的多型性 / 遺伝子多型 / 骨粗鬆症 / 性ホルモン
研究実績の概要

解析対象は男性79名、女性161名の計240名だった。本研究では一塩基多型(rs2075356:グレリン遺伝子, rs2189480:ビタミンD受容体遺伝子, rs9340799:エストロゲン受容体遺伝子)を解析した。二種類の異なる蛍光標識を利用した加水分解プローブ法で遺伝子型解読を行った。二種類の蛍光強度分布から遺伝子型を解読し、サンガー法による直接塩基配列解読によって得られた結果と確認を行った。骨量は超音波測定法で測定し、骨量値としてスティフネス値を採用した。スティフネス値は骨量に加えて骨質も評価できるとされている。遺伝子多型3群間の共分散分析を行い、年齢、BMI、飲酒、喫煙、運動、血清テストステロン、血清エストラジオールを調整した修正平均を算出した。男性において、グレリン遺伝子多型の修正平均はTT:87、CT:84、CC:74だった。群間の有意差は認められなかった。ビタミンD受容体遺伝子多型の修正平均はAA:84、AC:86、CC:86だった。群間の有意差は認められなかった。エストロゲン受容体遺伝子多型の修正平均はAA:86、AG:85、GG:85だった。群間の有意差は認められなかった。女性において、グレリン遺伝子多型の修正平均はTT:68、CT:67、CC:65だった。群間の有意差は認められなかった。ビタミンD受容体遺伝子多型の修正平均はAA:67、AC:67、CC:67だった。群間の有意差は認められなかった。エストロゲン受容体遺伝子多型の修正平均はAA:67、AG:68、GG:70だった。群間の有意差は認められなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

R2年度は200名の調査を予定していたが、新型コロナ感染のため住民健診が中止となり、研究調査が実施できなかった。代替としてR5年度に全体で解析予定である遺伝子解析をR1分検体について前倒しで行った。

今後の研究の推進方策

令和3年度も、200名を対象にR1年度同様の調査を行う。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Epidemiology of the association between serum 25-hydroxyvitamin D levels and musculoskeletal conditions among elderly individuals: a literature review2020

    • 著者名/発表者名
      Arima K, Mizukami S, Nishimura T, Tomita Y, Nakashima H, Abe Y, Aoyagi K
    • 雑誌名

      J Physiol Anthropol

      巻: 39 ページ: 38

    • DOI

      10.1186/s40101-020-00249-3

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Vitamin K deficiency, evaluated with higher serum ucOC, was correlated with poor bone status in women2020

    • 著者名/発表者名
      Tanaka N, Arima K, Nishimura T, Tomita Y, Mizukami S, Okabe T, Abe Y, Kawashiri SY, Uchiyama M, Honda Y, Tsujimoto R, Kanagae M, Osaki M, Aoyagi K
    • 雑誌名

      J Physiol Anthropol

      巻: 39 ページ: 9

    • DOI

      10.1186/s40101-020-00221-1

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 肥満遺伝子多型と骨健康の関連 長崎アイランドコホート研究骨衛生活動2020

    • 著者名/発表者名
      有馬 和彦, 玉井 慎美, 岩本 直樹, 野中 文陽, 折口 智樹, 青柳 潔
    • 学会等名
      日本リウマチ学会総会
  • [学会発表] Association of FTO genotype with obesity and bone health2020

    • 著者名/発表者名
      Xiao Xu, Arima Kazuhko, Nakashima Hroki, Kit Ayano, Okabe Takuhiro, Tomita Yoshihito, Mizukami Satoshi, Kanagae Mitsuo, Nishimura Takayuki, Abe Yasuyo, Goto Hisashi, Hasegawa Maiko, Sou Youko, Aoyagi Kiyoshi
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会総会

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公開日: 2021-12-27  

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