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2021 年度 研究成果報告書

他者の動作情報処理における社会脳システムの機能連関の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03344
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分46030:神経機能学関連
研究機関生理学研究所

研究代表者

磯田 昌岐  生理学研究所, システム脳科学研究領域, 教授 (90466029)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード社会脳 / 他者 / 自己 / 動作
研究成果の概要

本研究では、他者の心の推測の鍵となる他者の動作に関する情報が、脳内でどのように処理されるのかを明らかにするため、マカクザルをモデル動物とする神経生理学的実験をおこなった。前頭葉の腹側運動前野と内側前頭前野とよばれる2領域が、他者の動作に選択的に応答するニューロンを有すること、他者の動作を観察する際に2領域の神経活動が同調すること、さらに2領域間の情報流を遮断すると、他者の動作情報に基づいて自己の動作を適切に選択することができなくなることを明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

自閉スペクトラム症などの神経発達障害では、他者の動作への関心が低下したり、他者の心を推測することが困難となったりすることが報告されている。さらに、同症では腹側運動前野や内側前頭前野の応答が、定型発達者とは異なることも報告されている。本研究の成果は、自閉スペクトラム症の脳特性の理解において重要な知見を提供する。

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公開日: 2023-01-30  

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