• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

小員環および中員環のひずみを活用した生物機能性分子の設計と評価

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H03350
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

高須 清誠  京都大学, 薬学研究科, 教授 (10302168)

研究分担者 服部 明  京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50300893)
山岡 庸介  京都大学, 薬学研究科, 助教 (60624723)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードひずみ分子 / 精密有機合成 / 小員環 / 中員環 / ADC / 刺激応答
研究成果の概要

環ひずみによる特徴ある反応性やコンホメーションを示す分子は、創薬や材料科学分野で新たなケミカルスペースを拓く分子骨格になりうることを明確にした。特に、好中球が産生する次亜塩素酸を刺激として分子変換する小員環化合物を開発し、生体内刺激を観測するプローブ開発の基盤を構築した。また、強力な抗癌活性を示すアルカロイドをペイロードとするADC(抗体-薬物複合体)を合成し、in vitroで有意な活性を示すことを明らかにした。

自由記述の分野

有機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

環ひずみをもつ分子は、特徴あるコンホメーションや化学反応性を提示しうる創薬プラットホーム分子、有機材料プラットホーム分子になることを、より一層明確にすることができた。特に、小員環の縮環シクロブテンは微量反応活性化合物のtrans-シクロアルケンとの平衡混合物であることを利用し、生体直交型クリック反応剤として働くことことを発見するとともに、ADCなどの新創薬モダリティの創製に利用できることを明確にした。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi