研究課題/領域番号 |
19H03389
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
米澤 淳 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (90452341)
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研究分担者 |
中川 俊作 京都大学, 医学研究科, 助教 (50721916)
橋本 求 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (60512845)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 抗体医薬品 / 体内動態 / 個別化医療 / リアルワールドデータ |
研究成果の概要 |
抗体医薬品は従来の低分子医薬品とは異なり、免疫原性を持つために、体内で抗薬物抗体が産生される。本研究では、自己免疫疾患患者を対象として、各種抗体医薬品に対する抗薬物抗体の特性解明と、抗薬物抗体による抗体医薬品の臨床効果や体内動態への影響についての検討を行った。抗薬物抗体の産生は多くの抗体医薬品で認められるものの、その特性は、薬物血中濃度を低下させるもの、低下させないもの、測定法により異なるものなど様々であった。臨床効果については、薬物血中濃度との相関が強いと考えられた。さらに、抗体医薬品のバイオトランスフォーメーションも発見された。
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自由記述の分野 |
臨床薬理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は抗薬物抗体の実態解明を進め、抗体医薬品の適正使用を推進する上で重要な知見を提供すると考える。さらに、抗体医薬品の新たなバイオトランスフォーメーションを発見し、体内動態に対する深い理解に基づく患者個別の最適化医療の実現に繋がる有用な情報であると考える。
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