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2021 年度 研究成果報告書

ALKの新規リガンドとその活性化機構

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03415
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

門松 健治  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (80204519)

研究分担者 坂元 一真  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (60612801)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードALK / 受容体型チロシンキナーゼ / デルマタン硫酸 / 神経軸索再生 / 受容体型チロシンフォスファターゼ
研究成果の概要

研究代表者らは神経軸索再生を阻害する受容体型チロシンフォスファターゼPTPRσに対抗する新しいキナーゼを探索し、ALKに強い神経軸索再生能を発見し、硫酸化糖鎖の一つデルマタン硫酸(DS)が強力にALKを活性化し、ALK依存的に神経軸索再生を促進することを見出した。本研究では、DSがALKに対して十分な親和性とクラスタリング誘導を起こすことを明らかにした。さらに近位依存性標識法BioIDにより、ALKとPTPRσとの相互作用する分子群を同定した。その結果、この相反する機能を持つ2つの酵素に共通する基質分子群があることが判明した。今後はこれらの分子スイッチの生理学的意味について、研究を展開できる。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

受容体型チロシンキナーゼと受容体型テロシンキナーゼと受容体型チロシンフォスファターゼのクロストークは予想はされてきたが、その具合を示す例は少ない。本研究によって光が見えはじめたALKとPTPRσのクロストークは、新しい生命制御機構の1つを提示するものである。既に研究代表者らは、神経系でその生物学的意味についてもアドレスできる立場にあるが、両者は、神経発達・回路形成・再編などに関わる可能性があり、関連する疾病の病態解明、治療法開発につながる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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