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2022 年度 研究成果報告書

骨格筋分化と筋萎縮に作用する新規非翻訳核酸の作動原理の解明と筋萎縮治療法への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03427
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

土田 邦博  藤田医科大学, 医科学研究センター, 教授 (30281091)

研究分担者 中谷 直史  星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (00421264)
常陸 圭介  藤田医科大学, 医科学研究センター, 講師 (10508469)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード筋萎縮 / 筋肥大 / マイオカイン / サルコペニア / 非翻訳核酸 / アクトミオシン / 翻訳後修飾 / 悪液質
研究成果の概要

筋萎縮に関する非翻訳核酸と骨格筋ミオシンに着目した研究を進捗させた。マイオジェニンの転写制御に関与する長鎖非翻訳RNAの解析を進捗させた。種々の筋萎縮系で共通に変化する分子と特有な変動を示す分子群を解析した。間葉系前駆細胞除去モデルが筋萎縮モデルとなることを示した。老化萎縮筋において発現低下し筋萎縮の要因となる分子としてGdf10を見出し、Gdf10投与で筋萎縮を改善であることを示した。速筋型ミオシンMyh1,4に変異を導入したモデルを作製した。サルコメア構造の崩壊を伴う重度の筋萎縮を示した。筋萎縮系シグナルとタンパク分解シグナルが増加していた。血中グルコース濃度の低下と栄養障害が示唆された。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人生100年の超高齢社会を迎え筋萎縮が社会的な問題となっている。その病態解明と対応は重要な課題である。筋萎縮病態の解明は、遺伝性筋疾患および筋萎縮をきたす種々の病態のために学術的及び社会的に意義がある。本研究で、筋萎縮を分子レベルで詳細に解析し、筋萎縮抑制標的を見出し解析を進捗させた。速筋型ミオシン重鎖の二重変異体を作製し、新たな高度筋萎縮モデルを確立した。骨格筋の幹細胞の一種である間葉系前駆細胞の除去が筋萎縮モデルとなり、Gdf10の減少が一因となることを示した。その補充で筋萎縮や周辺の神経筋接合部の異常が改善されることを示した。ミオシンの翻訳後修飾の生理的な意義についても解析を推進させた。

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公開日: 2024-01-30  

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