研究課題/領域番号 |
19H03438
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
|
研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
杉原 一廣 藤田医科大学, 大学病院, 教授 (00265878)
|
研究分担者 |
山本 康子 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (00331869)
村上 浩雄 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10432212)
柴田 俊章 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (50529568)
仲本 賢太郎 藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (70823863)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | ペプチド医薬品 / ヒト型抗体 / DDS |
研究成果の概要 |
CNGB3が、悪性腫瘍に選択的に発現し、デリバリーするための標的分子となり得ることを見出した。CNGB3は6回膜貫通型のチャネルであり、native構造を認識する抗体の作成は容易ではないが、機能的に作用するDDS型ヒト抗体の作製を目標とした。CNGB3の発現細胞を免疫し、機能抗体を得るためフローサイトメータによる抗血清のスクリーニングを実施したが、目的の抗体は得られなかった。そこで、発現細胞の細胞種の変更ならびにベクターの再構築を行い、新規の発現細胞を用いて抗体の作成を進めクローンのスクリーニングまで実施できたため、ハイブリドーマ作製、単クローン化、ヒト抗体作製に繋がる成果を得ることができた。
|
自由記述の分野 |
産婦人科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤を静脈内投与すると希釈され、標的組織へ到達する量は微量となる。そこで、標的組織の細胞表面にのみ発現する分子特異的に結合し、薬剤を運搬する技術が注目されている。 合成したヒト型抗体を運び屋として標的細胞へ薬剤を運搬し、能動的に標的細胞内に取り込ませて集積させることにより、優れた薬効を発揮する薬剤の開発が可能である。最近では、運び屋としてペプチドや抗体を用いた医薬品設計が注目され、国内外の製薬会社で、次期薬剤の重要なコンセプトとして研究・開発が行われているため、本研究で開発を目指すDDS型薬剤の創薬は、最先端の位置づけである。さらに、診断薬開発を含むため、研究成果の学術的意義や社会的意義は高い。
|