• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

LILRB4による免疫チェックポイント機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H03484
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関東北大学

研究代表者

高井 俊行  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (20187917)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード免疫チェックポイント / 細胞接着 / インテグリン / シグナル制御
研究成果の概要

免疫チェックポイントLILRB4がマクロファージ,樹状細胞などに発現し,免疫系を制御する分子機構を解析したところ,LILRB4が生理的リガンド分子であるフィブロネクチン,とりわけそのN末端30キロダルトンドメイン(FN30)を認識することを発見し,フィブロネクチン結合性インテグリンをはじめとする細胞接着に伴うFocal Adhesionシグナルを制御していることを解明した。

自由記述の分野

免疫学,とりわけ免疫制御受容体と疾患との関連研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞接着には細胞外マトリクス分子群を認識するインテグリンの活性化が伴い,これが起点となって様々な細胞内シグナルが導入されて細胞接着が確立され,増殖,分化,移動などの細胞機能が実行されることが知られていた。しかしこれを制御する機構は知られていなかった。本研究成果は細胞接着を起点に始まるシグナルを最も上流部で制御している分子がLILRB4であることを発見したものである。インテグリンなどの細胞接着は多様な生理機能のみならず疾患にも深く関わっていることは言うまでもなく,これを制御する機構が同定できたことは創薬にも新たなルートを拓くものであり,学術的,社会的意義は大きい。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi