• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

キラルアミノ酸による糖尿病性腎症の病態解明と新規バイオマーカー開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H03557
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関金沢大学

研究代表者

和田 隆志  金沢大学, その他部局等, その他 (40334784)

研究分担者 古市 賢吾  金沢医科大学, 医学部, 教授 (50432125)
坂井 宣彦  金沢大学, 附属病院, 准教授 (60377421)
岩田 恭宜  金沢大学, 附属病院, 特任教授 (90432137)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード腎臓 / 糖尿病性腎症 / 糖尿病性腎臓病 / キラルアミノ酸 / バイオマーカー
研究成果の概要

糖尿病性腎臓病・糖尿病性腎症(腎症)の病態解明と予後などを反映するバイオマーカー開発が求められている。本研究では、生命現象に必須なアミノ酸、ことにD体、L体を識別するキラルアミノ酸に注目した。腎症例を含めたCKD例の D-アミノ酸プロファイルならびに関連する細菌叢を検討した。血漿D-アラニン、D-セリンは、対照例に比し CKD例は高値であり、血漿 D-アラニンは、非糖尿病CKD例に比べて 腎症例で高かった。 唾液のD-アラニン産生連鎖球菌はCKDおよび腎症例で増加し、血漿D-アラニン濃度と正相関した。血漿D-アラニンは、腎症例の病態を反映するバイオマーカーとしての可能性が示された。

自由記述の分野

腎臓学、内科学、臨床検査医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病性腎臓病・糖尿病性腎症(腎症)は透析導入原疾患の第1位である。そのため、腎症の病態解明と病態を反映するバイオマーカー開発は重要な課題である。本研究の学術的な特色は、技術革新により分析可能となったキラルアミノ酸に着目し、1)腎症の病態の解明と病態・予後を反映するD-アミノ酸の同定と病態への役割の検討、2)特定のD-アミノ酸の産生微生物の同定、3)腎臨床・病理所見とD-アミノ酸の突合を行い、その分子機序、病態・予後など臨床的意義を反映することである。本研究はキラルアミノ酸により腎症の病態解明とバイオマーカー開発を目指すものであり、学術的意義ならびに社会的意義が深い。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi