研究課題/領域番号 |
19H03562
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三善 英知 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20322183)
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研究分担者 |
鎌田 佳宏 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30622609)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 糖鎖 / 次世代型糖鎖抗体 / フコシル化ハプトグロビン / 膵臓がん / 炎症性腸疾患 / NAFLD / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
糖鎖はタンパク質の翻訳後修飾に関わる重要な生体分子の1つで、正常細胞とがん細胞で糖鎖構造が異なることから、多くのがんバイオマーカーとして臨床応用されている。本研究では、これまで開発してきた糖鎖バイオマーカーに対する次世代型糖鎖抗体(糖鎖とタンパク質を同時に認識する抗体)を用いて、膵臓がん、大腸がん、炎症性腸疾患などに対する新しい病態解析を行い、糖鎖バイオマーカーの臨床的意義を明らかにした。
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自由記述の分野 |
消化器内科学、臨床検査学、病態生化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖鎖バイオマーカーの臨床的な意義が明らかになり、アンメットニーズを解決できる道が開けた。例えば膵臓がんは術後再発が多く、これは術前に画像検査で見えない肝転移が原因と言える。糖鎖バイオマーカーを測定することで術前の肝転移を予測し、不要な手術を回避することができる。また炎症性腸疾患の疾患活動性を、内視鏡検査なしで血中糖鎖バイオマーカーで評価でき、患者の肉体的/経済的負担を軽減できる可能性がある。
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