研究課題/領域番号 |
19H03563
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
末廣 寛 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40290978)
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研究分担者 |
山崎 隆弘 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00304478)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 早期がん診断 |
研究成果の概要 |
メチル化TWIST1遺伝子(mTWIST1)が大腸腫瘍のバイオマーカーであることを我々は世界で初めて報告している。この知見から、便中のmTWIST1を検出できれば大腸癌診断ができると考え便DNA検査を試みたものの、便中のヒトDNAは極めて微量のために従来技術(bisulfite処理ベース解析技術)ではmTWIST1の検出がほとんどできなかった。そこで、新規メチル化解析技術のCORD assay (combined restriction enzymes and digital PCR)を開発し、本研究により早期癌スクリーニング法としての有用性を確認した。
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自由記述の分野 |
臨床検査学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回開発した高感度メチル化解析法CORD assayは、酵素を加えるのみでよく、その後のDNA精製が不要で、酵素反応液をそのままPCR反応液に添加できるため、非常に単純な作業工程である。この技術を用いれば、便、血清、血漿など、種々の検体から、様々な癌のスクリーニング検査に応用できると思われる。CORD assayは臨床検査のツールとして大きな潜在力を秘めている。
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