研究課題
東京医科歯科大学病院精神科及び慶應義塾大学病院精神科さらには2つの大学の関連病院やクリニックで遅発性精神病のリクルートを行い、量子科学技術研究開発機構にて実施されるPET検査に案内し、PET検査を実施した。量子科学技術研究開発機構ではタウ病変を、高感度に検出可能なPETリガンド[18F]PM-PBB3を用いて、量子科学技術研究開発機構では、令和3年度に高齢の統合失調症患者9名(累計25名)、正常高齢者10名(累計40名)のアミロイドおよびタウ病変PETイメージングを施行した。大半の被験者でアミロイド病変を認めなかったが、患者の半数以上において大脳皮質の局所にタウ病変の存在が示された。タウ病変の空間的分布により①アルツハイマー病に典型的なパターン、②大脳皮質基底核変性症やピック病のような前頭側頭葉変性症パターン、③ ①や②に当てはまらず大脳皮質局所に集積を認める今回、初めて認められたパターンが認められ、遅発性統合失調症と呼ばれる状態にも脳器質的変化が背景にある患者群が存在し、さらにタウ病変の空間的分布からサブタイプも存在することが示唆された。今後の臨床増や脳MRIとの対応を検討していくことにあんる。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022 2021 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 5件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 5件、 招待講演 9件)
Schizophrenia Research
巻: 241 ページ: 113~115
10.1016/j.schres.2022.01.044
Scientific Data
巻: 8 ページ: -
10.1038/s41597-021-01004-8
Neural Networks
巻: 144 ページ: 603~613
10.1016/j.neunet.2021.09.018
Frontiers in Neuroscience
巻: 15 ページ: -
10.3389/fnins.2021.652987
Frontiers in Psychiatry
巻: 12 ページ: -
10.3389/fpsyt.2021.667881
Molecular Psychiatry
巻: 27 ページ: 744~757
10.1038/s41380-021-01297-6
Journal of Alzheimer's Disease
巻: 83 ページ: 1221~1231
10.3233/JAD-210628
Brain Communications
巻: 3 ページ: -
10.1093/braincomms/fcab190
NeuroImage: Clinical
巻: 32 ページ: 102852~102852
10.1016/j.nicl.2021.102852
Human Brain Mapping
巻: 42 ページ: 4048~4058
10.1002/hbm.25538
Acta Neuropathologica
巻: 141 ページ: 697~708
10.1007/s00401-021-02294-3
Neuron
巻: 109 ページ: 42~58.e8
10.1016/j.neuron.2020.09.042