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2022 年度 研究成果報告書

新規PET用トレーサーを用いた光線力学的療法の安全性及び治療効果評価手法の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03610
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

河村 和紀  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, グループリーダー (50401766)

研究分担者 山崎 友照  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 主任研究員 (80627563)
藤永 雅之  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 主任研究員 (70623726)
謝 琳  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 主任研究員 (30623558)
張 明栄  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 部長 (80443076)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードPETトレーサー / フッ素18 / 光感受性物質 / 光線力学的療法
研究成果の概要

新規光感受性物質(PS)を用いた光線力学的療法の臨床応用を促進するために、PSとして安全性及び有用性が高いと期待されているBODIPY誘導体をフッ素18で標識したフッ素18標識ADPM06を開発し、マウスでの体内動態から安全性推定のための評価手法を構築した。また、腫瘍モデルマウスを用いたポジトロン断層撮影法(PET)により、腫瘍治療効果推定のための評価手法を検討した。フッ素18標識ADPM06のトレーサー動態からPDT治療における副作用を予期できる可能性を示した。さらに、一重項酸素を検出できる化合物をPET用トレーサーとして開発し、腫瘍治療効果を評価できる可能性を示した。

自由記述の分野

放射性薬品科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

より安全に光線力学的療法(PDT)中に全身を診断できる手法としては、極微量で安全であり、さらに定量的に画像診断が可能である放射性トレーサーを用いたポジトロン断層撮影法(PET)がより有用であると考えられ、光感受性物質もしくはPDTにより生じた一重項酸素を検出できる新たなPET用トレーサーを用いたPETがPDTの新たな評価手法となるため、本研究により安全性の高い効率的なPDTによる腫瘍治療の臨床利用の促進に繋がり、PDTにおけるPETの有用性を高めた。

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公開日: 2024-01-30  

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