• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

活性化星細胞はサイトグロビンを介して肝細胞のがん化に直接的に関与するか?

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H03641
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関大阪市立大学

研究代表者

河田 則文  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30271191)

研究分担者 松原 三佐子 (佐藤三佐子)  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任講師 (00635120)
LE THITHANHTHUY  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任講師 (10572175)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード肝星細胞 / 肝線維化 / Cytoglobin / コラーゲン / TGF-β / ROS
研究成果の概要

NAFLD/NASH患者では、CYGBの発現が線維症の進行と負の相関関係にある。 HSCでのCYGBの過剰発現は、ROSスカベンジング機能を介してTAA、CDAA、またはDENによって誘発される線維症および癌からマウス肝臓を保護した。 サイトカインTGF-β1は、リン酸化SMAD2(pSMAD2)およびSP3のM1リプレッサーアイソフォームを介してヒトCYGB発現を抑制した。 TGF-β1が誘導するCYGBの抑制は、ヒトHSCの外因性酸化ストレスおよび酸化的DNA損傷に対する細胞耐性を喪失させたことを明らかにした。

自由記述の分野

肝臓病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで上皮細胞ばかりに焦点が集められていた発がんの分子機構について、間質細胞の重要性をグロビン蛋白との絡みで研究できれば、新たなパラダイムが広がる。肝がんは高度線維化や肝硬変を母地に発生するため、HSCsや筋線維芽細胞のがん発生における役割をCYGBと絡めて研究する意義は大きい。さらに、本研究を通じて肝脱線維化剤が開発されれば、治療法のない肝硬変に対して一矢を報いることになり臨床医学的にも極めて有用で、社会貢献度が高い。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi