研究課題/領域番号 |
19H03647
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 公雄 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (80436120)
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研究分担者 |
黒澤 亮 東北大学, 医学系研究科, JSPS特別研究員(PD) (40836384)
宮田 敏 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (60360343)
菊地 順裕 東北大学, 大学病院, 医員 (70816454)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 肺高血圧 |
研究成果の概要 |
肺動脈性肺高血圧症は内科的治療法のない致命的な疾患である。これまでの研究成果を活かし、病因蛋白の探索と治療法開発を行った。今回の研究で、Selenoprotein PとADAMTS8という病因蛋白を発見し、それぞれの役割と関連性を明らかにした。さらに、Selenoprotein Pに基づく早期診断技術の開発や、その発現を抑制する低分子化合物の探索も行った。動物モデルで治療効果を示す分子を発見し、特許出願も行った。
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自由記述の分野 |
循環器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果を基盤とした創薬や早期診断法の開発は、患者個々の病因蛋白に応じた革新的先制医療の実現に結びつくことが期待される。肺高血圧症患者は臨床的に大きく5群に分けられるが、第1群の中でも個々の患者の疾患背景は、特発性や膠原病、シャント疾患など多彩である。本研究では、これまで蓄積した情報を多角的に解析することで、患者背景ごとの病因蛋白を見出した。このように、個々の症例の病因蛋白に応じて、より有効な薬剤選択が可能なデータベースとアカデミア創薬を進める基盤を構築した。このように、病因蛋白別の分類を行うことで、きめ細かい早期診断とそれに応じた治療薬選択が可能な次世代型先制医療の基盤ができた。
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