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2021 年度 研究成果報告書

ヒト心筋スフェロイド/オルガノイドを用いた心不全の病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03660
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

藤田 淳  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (10306706)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードヒトiPS細胞 / 心筋スフェロイド / 人工心筋組織 / Engineered Heart Tissue
研究成果の概要

ヒトiPS細胞由来心筋細胞から成熟化した高品質な人工心筋組織の作製に成功した。適切な薬物反応を確認し、次世代心不全治療薬開発のためのプラットフォームを確立した。また、ヒトiPS細胞由来心筋細胞を用いて高品質な心筋スフェロイドを作製し,移植された心筋スフェロイドが分化直後よりも成熟化することを確認するとともにそのプロセスを明らかにした。また、心筋スフェロイドがVEGFを産生し、心不全状態の心臓に移植された心筋スフェロイドが血管新生を促進することで生着し、成熟化することを確認した。これらの結果より心不全による病的環境変化における移植心筋組織の状態が明らかになった。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではin vitroにおいて成熟化した高品質な人工心筋組織を作製することで詳細な心不全の病態解析および薬物開発を可能にした。また、in vivoで移植された心筋組織が生着、成熟化する機序が明らかになった。本研究によって得られた人工心筋組織の基盤技術は国際的にもトップクラスである。これらの成果によりヒトiPS細胞由来の人工心筋組織を用いた心不全の病態解析および創薬、心筋スフェロイドを用いた心不全治療は飛躍的に進歩すると考えられる。次世代の創薬開発に果たす役割は大きく国内外の循環器領域におけるインパクトは極めて大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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