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2021 年度 研究成果報告書

難治性気道疾患のエンドタイプの解明―遺伝子ネットワークのゲノム網羅的探索-

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03663
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

檜澤 伸之  筑波大学, 医学医療系, 教授 (00301896)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード喘息 / COPD / エンドタイプ / ネットワーク / CDHR3 / ORMDL3
研究成果の概要

喘息やCOPDなどの多様な表現型の背景には複数の遺伝因子や環境因子によってドライブされる複雑な分子ネットワーク(エンドタイプ)が存在し、その病態理解には遺伝子相互作用によって構築される分子ネットワークの解明が不可欠である。本研究において、1)喘息やCOPD発症におけるライノウイルス感受性CDHR3遺伝子とアトピー関連遺伝子リスクスコアとの交互作用、2)CDHR3遺伝子と小胞体ストレス応答分子としてのORMDL3遺伝子との交互作用、3)喘息関連遺伝子発現を規定するETS転座バリアント(ETV4)におけるeQTLと喘息発症、さらには健常人における血清IL-6値との有意な関連を同定した。

自由記述の分野

呼吸器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

CDHR3遺伝子の喘息発症に及ぼす影響は、Atopy-GRSやORMDL3遺伝子の影響を強く受けていることが判明した。また、IL-6やTh17と関連する転写因子ETV4が幅広く喘息と関連することが明らかとなった。本研究の成果は、好中球性炎症やライノウイルス感受性分子ネットワークに関連したバイオマーカーや新規治療ターゲットの同定、さらには病名ではなく患者ごとにエンドタイプに基づいたPrecision Medicine(精密医療)やPreemptive Medicine(先制医療)を可能とするための基盤データの創出につながる。

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公開日: 2023-01-30  

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