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2021 年度 研究成果報告書

大腸初期病変から進行がんへの真の進化様式解明と治療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03715
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

三森 功士  九州大学, 大学病院, 教授 (50322748)

研究分担者 新井田 厚司  東京大学, 医科学研究所, 講師 (00772493)
鈴木 穣  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40323646)
工藤 進英  昭和大学, 医学部, 特任教授 (70161643)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード多領域シーケンス / がん微小環境 / spatial transcriptome
研究成果の概要

われわれは大腸癌の多領域分割解析(MRA)でfounder変異と各ブロック固有のprogressor変異とがheterogeneityを形成することを示した。また前癌病変では癌の早期の段階でサブクローンが排除され、強力なドライバー遺伝子の変異がfounder変異として選択されていくことを示し、癌の進化のモデルを示した。しかしがん細胞の進化に呼応する、がん微小環境に関する視点が欠如していた。本研究では進行大腸癌症例に対して空間情報を有するspatial transcriptome解析を施行した。その結果、浸潤前線に特異的に局在する大腸がん細胞とクロストークする細胞が存在することを明らかにした。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸癌は、日本において罹患率の高い癌であり、癌死患者総数も多く予後不良な疾患である。この為、大腸腫瘍の進化(特に発症のメカニズム)と免疫寛容獲得の機序を解明する事が求められている。これまでのゲノム解析では癌細胞にのみ特化しており間質における細胞とのクロストークが不明であった。腫瘍のゲノム多様性は治療標的の選定を困難にするが、間質における応答を治療標的とすることで将来的には最適な治療法を明らかにすることができる。

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公開日: 2023-01-30  

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