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2021 年度 研究成果報告書

侵襲時再生治療に関する新たな発展:新規炎症増幅メカニズムの制御

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03760
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

小倉 裕司  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (70301265)

研究分担者 入澤 太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (50379202)
清水 健太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60379203)
松本 寿健  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (70644003)
嶋津 岳士  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50196474)
吉矢 和久  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (40379201)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード再生 / 骨髄単核球細胞 / 細胞移植 / IL-6 / Arid-5 / 幹細胞 / グリコカリックス / 臓器障害
研究成果の概要

本研究では、重度侵襲時における新規炎症増幅メカニズムとしてArid-5aシグナル関連分子に注目し、骨髄由来単核球細胞移植の効果などを評価した。本研究の解析から、1)パブリックデータベース から抽出した、敗血症患者における単球のArid-5a関連分子のRNA発現が、IL-6など炎症性サイトカインと並行して増強すること,2)敗血症患者において全血RNAシークエンス解析を行い、Arid-5a, Regnase-1, STAT3およびIL-6のRNA発現がいずれも増加すること、3)骨髄単核球細胞移植は、多臓器障害モデルにおいIL-6産生を抑え、血管内皮保護作用を発揮することを明らかにした。

自由記述の分野

救急医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、重度侵襲時における新規炎症増幅メカニズムとしてArid-5aシグナル関連分子に注目して評価した。敗血症患者におけるArid-5a関連分子(Arid-5a, Regnase-1, STAT3, IL-6)のRNA発現が増強すること、骨髄単核球細胞移植は多臓器障害モデルにおいて血中IL-6の上昇を抑え、内皮細胞保護作用を発揮することを明らかにした。以上の結果は、今まで不明であった敗血症など重度侵襲時の過剰炎症メカニズム、侵襲時幹細胞移植が有効性を発揮するメカニズムの解明に繋がる可能性を示しており、その学術的意義は大きい。また、今後の臨床応用に繋がれば、その社会的意義も大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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